気づいたら、「お金ない」が口癖になっていました。
給料日前だけではありません。
給料日直後でも、
友達に誘われた時でも、
欲しいものを見つけた時でも、
休日の予定を考えた時でも、
気づけば頭の中で「お金ない」が浮かんでいました。
実際に口に出していることもあれば、
心の中で何度も繰り返していることもありました。
でも今振り返ると、不思議なことがあります。
毎回、本当にお金がゼロだったわけではありません。
生活できないほど追い詰められていたわけでもない。
・家賃は払えていました
・食費も出せていました
・仕事にも行けていました
それなのに、ずっと「お金ない」と感じていたんです。
たぶん本当に減っていたのは、
残高だけじゃありませんでした。
減っていたのは、
「大丈夫」と思える心の余裕だったんだと思います。
この記事では、「お金ない」が口癖になっていた頃の僕の体験をもとに、 なぜその言葉が何度も出てしまうのか、 そしてどうすれば少しずつ抜け出せるのかを書いていきます。
なぜ「お金ない」が口癖になってしまうのか
「お金ない」が口癖になる人は、
本当にお金がないからだけとは限りません。
実は、不安が先に大きくなってしまうことで、口癖になっている人も多いと思います。
僕もそうでした。
通帳を見る前から、 残高を確認する前から、
「たぶん厳しいだろうな」と思っていました。
つまり、 事実よりも先に不安が頭の中にある状態です。
すると、
脳は自然とお金のことばかり考えるようになります。

こうして毎日、
お金のことを考える時間が増えていきます。
すると、 「お金ない」 という言葉が自然に口から出るようになります。
そして、その言葉を何度も言うことで、さらに「自分はお金がない人なんだ」と思い込むようになる。
この悪循環が続くと、
本当の残高以上に苦しい生活に感じてしまいます。
「お金ない」が口癖になる人の共通点
今振り返ると、
当時の僕にはいくつか共通点がありました。
① 残高を何度も確認してしまう
財布や銀行アプリを何度も開いていました。
確認したところで急にお金が増えるわけではありません。
それでも何度も見てしまう。
見るたびに不安になる。
そしてまた「お金ない」と思う。
完全に悪循環でした。
② 他人と比べてしまう
SNSを見ると
・旅行
・ブランド品
・外食
・新しい車
・マイホーム
そんな投稿ばかり目に入ります。
そのたびに、
「みんな余裕あって羨ましいな」
「自分だけ苦しいのかな」 と思っていました。
でも実際には、その人の貯金額も家計も分かりません。
見えているのは生活の一部分だけです。
③ 漠然とした不安の正体が分かっていない
当時の僕は、 「お金ない」 とは思っていました。
でも、 何が足りないのかは説明できませんでした。
・あと1万円あればいいのか
・急な出費が怖いだけなのか
・固定費が高いのか
そこが分からないまま、
全部まとめて「お金ない」にしてしまっていたんです。
不安の正体をクリアにするだけでも、スッと心は軽くなりました。
本当に足りなかったのは、お金より「大丈夫と思える感覚」だった
「お金ない」と言っていた頃、 僕が本当に欲しかったのは何百万円という大金ではありませんでした。
もちろん、お金が増えれば嬉しいです。
でも当時の僕が一番欲しかったのは、
「今月もなんとかなる」 と思える安心感でした。
急な出費があっても、 友達に誘われても、 必要な買い物があっても、 毎回焦らなくて済む状態。
それが欲しかったんです。
でも安心感がないと、 数百円の出費でも気になります。
数千円使えば、
「また減った」 と何日も引きずることもありました。
すると、お金を使うこと自体が怖くなります。
本当は楽しむために外食したのに、 家に帰ってから残高を見て落ち込む。
必要な買い物をしただけなのに、
「使わなければよかったかな」 と後悔する。
使っても苦しい。
使わなくても苦しい。
そんな状態になっていました。
だから今思うと、 問題は単純に収入が少ないことだけではありませんでした。
「お金との付き合い方」が苦しくなっていたんです。
僕が「お金ない」を減らすために最初にやったこと
当時の僕は、 家計簿も何度も挫折しました。
細かく記録しようとして、 3日で終わる。
また始める。
また終わる。
だから今は、
最初から完璧を目指さなくてよかったと思っています。
実際に効果があったのは、 もっとシンプルなことでした。
① 「今月使えるお金」を最初に決める
給料が入ると、 口座残高だけ見て安心していました。
でも、その中には
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- カード代
など、 最初から使えないお金も含まれています。
だから給料日に、
- 家賃
- 固定費
- カード支払い
- 貯金
これを先に引いて、
本当に自由に使える金額だけを見るようにしました。
すると、 「今月あと○万円で生活する」 という現実が見えるようになります。
漠然とした不安が、 少し具体的な数字に変わりました。
この効果は想像以上に大きかったです。
② 「足りない」の正体を考える
「お金ない」 と思った時、 以前の僕はそこで思考が止まっていました。
でも実際には、 何が足りないのかは毎月違います。
- 交際費なのか
- 食費なのか
- 固定費なのか
- 急な出費への不安なのか
これを分けて考えるだけでも、 かなり気持ちは変わりました。
「全部ダメ」 ではなく、 「ここを改善すればいい」 と思えるようになったからです。
③ 毎日残高を見ないようにした
これは意外と効果がありました。
不安になると、 銀行アプリを何度も開いてしまいます。
でも確認するたびに、 安心するどころか、 「思ったより少ない」 と感じてしまう。
だから必要以上に残高を確認するのをやめました。
すると、 お金のことを考える時間そのものが少し減っていきました。
④ いきなり節約ではなく、固定費だけ見直した
以前の僕は、 外食を我慢したり、 趣味を我慢したりしていました。
でも、それは長続きしませんでした。
だから最初は、 通信費やサブスクなど、 一度見直せば毎月効果が続くものだけを見るようにしました。
すると、 生活の満足度をあまり下げずに、 毎月の余裕を少しだけ増やせました。
「お金ない」をなくそうと思うと、 全部変えたくなります。
でも実際には、
一つ変えるだけでも気持ちはかなり違いました。
「お金ない」が口癖でも、自分を責めすぎなくていい
以前の僕は、「またお金ないって言ってる」と、自分で自分に嫌気が差すことがありました。
「もっとちゃんと管理できれば。」
「もっと節約できれば。」
「もっと収入があれば。」
そんなことばかり考えていました。
でも今振り返ると、「お金ない」が口癖だったのは、お金にルーズだったからではありません。
将来への不安が大きすぎて、頭の中がお金でいっぱいになっていたからです。
人は余裕がなくなると、
どうしても視野が狭くなります。
楽しむことよりも、お金を減らさないことを優先する。
未来のために頑張るよりも、
「今月をどう乗り切るか」ばかり考えてしまう。
だから、「お金ない」と感じている自分を責める前に、 まずは「なぜそこまで不安になっているんだろう」と考えてみてほしいです。
原因が見えてくるだけでも、不安は少し小さくなります。
「お金ない」が口癖だった僕が気づいたこと
今でも、
お金の不安がゼロになったわけではありません。
結婚を考えた時。
子どもが生まれると分かった時。
家づくりを始めた時。
そのたびに、お金のことは何度も考えました。
でも以前と違うのは、 「お金ない」と漠然と思い続けることが減ったことです。
何が不安なのか。
あといくらあれば安心できるのか。
どこを見直せば改善できるのか。
これが少しずつ見えるようになると、
不思議と気持ちにも余裕が出てきました。
もちろん、一日で変わるものではありません。
でも、「お金ない」という言葉だけを繰り返していた頃よりは、前に進めている実感があります。
まとめ|「お金ない」が口癖になったら、残高より先に余裕を見直そう
「お金ない」が口癖になっている時、本当に減っているのは残高だけではないかもしれません。
- 何をするにも金額が先に浮かぶ
- 使ったあとに罪悪感がある
- 給料日後でも安心できない
- ずっと足りない気がする
もし心当たりがあるなら、まずは残高だけではなく、自分が何に不安を感じているのかを整理してみてください。
そして、今月本当に自由に使えるお金はいくらなのかを確認してみる。
それだけでも、「お金ない」という漠然とした不安は少しずつ具体的な課題に変わっていきます。
お金の悩みを一気に解決しようとしなくても大丈夫です。
まずは「お金ない」と感じる理由を一つずつ見えるようにすること。
そこから、
お金との付き合い方は少しずつ変えられると思います。
残高を見るのではなく、「使っていいお金」を把握するだけでも、お金への不安は少し整理されます。
もし、「なぜ貯金できないのか」「お金の使い方そのものを見直したい」と感じたら、『貯金できない20代の原因と解決法|心理・習慣から立て直す完全ガイド』も読んでみてください。

