注文住宅は契約後いくら増えた?追加費用600万円以上の内訳を公開

家づくり


注文住宅の契約を終えたとき、僕は、

これで家にかかる金額は、だいたい決まった

と思っていました。

契約後にオプションを追加することはあっても、増えるのは数十万円、多くても100万円程度だろうと考えていたんです。

しかし、実際に打ち合わせや手続きを進めていくと、地盤改良、外構、水道工事、登記費用、住宅ローンの手数料、火災保険、エアコンなど、契約時には十分に見えていなかった費用が次々に出てきました。

その結果、わが家では、契約後に新たに分かった費用や追加した費用が、合計600万円以上になりました。

最終的な総額は、土地を含めて約6,500万円前後になる見込みです。

最終的な総額が膨らんだことで、わが家の住宅ローンは月約16万円になる予定です。
契約した後になって「この金額を一馬力で払い続けられるのか」と不安になり、家計を改めて確認しました。

👉 住宅ローン月16万円はきつい?契約後に不安になった26歳の本音

600万円すべてが、キッチンや設備を豪華にしたことで増えたわけではありません。

むしろ、増額の中心だったのは、

  • 地盤改良や水道工事などの必須工事
  • 登記や住宅ローン手数料などの諸費用
  • 外構やエアコンなど、住み始めるために必要な費用

でした。

もちろん、打ち合わせの中で自分たちが追加したオプションもあります。

ただ、契約前の僕が想像していたような、

オプションを我慢すれば、契約金額からほとんど増えない

というものではありませんでした。

この記事では、約6,500万円前後の注文住宅を計画しているわが家が、契約後に600万円以上増えた理由と、実際に削ったもの・残したものをまとめます。

注文住宅の契約後に600万円以上増えた

まず、わが家の家づくりにかかった金額をまとめます。

項目金額
当初考えていた総予算約5,000万円
契約時の建物金額約4,800万円
土地を含め、契約時点で見えていた総額約5,900万円
契約後に新たに分かった・増えた費用600万円以上
最終的な総額見込み約6,500万円前後

※契約時と現在では、見積もりに含まれている費用の範囲が異なります。また、それぞれ概算や端数を丸めた金額のため、表の数字を単純に足し引きしたものとは一致しません。

家づくりを考え始めた当初、僕たちが想定していた総予算は約5,000万円でした。

しかし、土地と建物を合わせた時点で、すでに約5,9000万円。

さらに契約後、工事や手続き、設備の打ち合わせが進む中で、新たに必要だと分かった費用が積み重なりました。

現在の最終総額は、約6,500万円前後になる見込みです。

注文住宅は、選ぶ設備や仕様によって金額が変わること自体は理解していました。

それでも、契約後に600万円以上増えるとは思っていませんでした。

僕が契約前に勘違いしていたのは、主に次の3つです。

  • 契約金額には、家を建てて住み始めるための費用がほぼ含まれている
  • オプションを追加しなければ、大幅には増えない
  • 家に関する費用は、すべて住宅ローンで払える

実際には、建物の契約金額と、実際に生活を始めるまでの総額は別でした。

600万円以上増えた費用の内訳

契約後に増えた費用は、大きく3つに分けられます。

費用の種類主な内容概算
必須工事・諸費用地盤改良、水道工事、登記、住宅ローン手数料、保険、印紙など約 400万円
入居までに必要な費用外構、エアコンなど約 100万円
自分たちで追加した費用オプション設備、コンセント追加、造作、収納など約 100万円
合計600万円以上

増額の中心は、自分たちが追加したオプションよりも、家を建てて住み始めるために必要だった工事や諸費用でした。

注文住宅で600万円以上増えたと聞くと、

高いキッチンや設備を付けすぎたのでは?

と思われるかもしれません。

もちろん、僕たちが希望して追加した設備もあります。

しかし、すべてがぜいたく品だったわけではありません。

簡単に削れない費用や、契約後まで正確な金額が分からなかった費用も多くありました。

増額の中心は、削れない必須工事と諸費用だった

地盤改良費

地盤改良は、契約前の段階では正確な金額が見えにくかった費用の一つです。

地盤調査の結果、改良が必要だと判断されれば、

予算が厳しいので、今回はやめます

とは言えません。

キッチンや壁紙のように、グレードを下げて金額を調整することも難しい費用です。

わが家でも、見た目や暮らしやすさを良くするためではなく、家を安全に建てるために必要な費用として発生しました。

必要な工事であることは納得しています。

それでも、契約前に予備費として十分に見込めていなかったため、金額が分かったときは大きく感じました。

水道加入金・引き込み工事

水道についても、家を建てれば当然使えるものだと単純に考えていました。

しかし実際には、土地の状況によって、水道の引き込みや加入に関する費用がかかります。

これも、家を豪華にするための費用ではありません。

生活を始めるために必要なので、基本的には削れない支出です。

間取りや住宅設備に比べると目立たないため、契約前の僕はほとんど意識していませんでした。

家の見積もりを見るときは、建物本体だけでなく、

この土地で、水道を実際に使える状態にするまでいくら必要なのか

まで確認する必要がありました。

登記費用・住宅ローン手数料・印紙代

僕が特に見落としていたのが、家そのもの以外にかかる手続き関係のお金です。

  • 登記費用
  • 住宅ローンの手数料
  • 印紙代
  • 火災保険・地震保険

こうした費用を払っても、キッチンが豪華になるわけでも、部屋が広くなるわけでもありません。

目に見える変化がないため、支払う段階になると余計に高く感じました。

さらに、費用によっては住宅ローンだけでなく、手元の現金から払う必要があります。

僕たちは、

住宅ローンが組めれば、家にかかる費用は何とかなる

と思っていました。

しかし実際には、借りられる金額だけでなく、

契約から入居までに、現金でいくら必要なのか

も確認しなければなりませんでした。

外構とエアコンも、生活を始めるためには必要だった

外構費

最も見積もりが甘かったと感じているのが、外構です。

家づくりを始めた頃の僕は、建物の間取りや設備ばかりを見ていました。

しかし、実際に生活するには、

  • 駐車場
  • 玄関までのアプローチ
  • フェンスや境界
  • 門柱
  • 庭や砂利

なども必要です。

契約時には外構の内容が細かく決まっておらず、とりあえず入っていた予算だけを見ていました。

その後、具体的に計画を進めると、その金額では希望する外構を実現できないことが分かりました。

最終的に、わが家は外構を最低限に抑えることにしました。

家の中にお金をかけた結果、外から見える部分を削ることになったのは、正直少し悔しさがあります。

契約前の自分に伝えられるなら、

外構は家が完成した後に考えるものではなく、最初から総予算に含めるもの

だと伝えたいです。

エアコン代

エアコンも、契約後に費用を意識したものの一つです。

住宅会社の説明を聞いていると、家に必要な設備は一通り付いているような感覚になります。

しかし、見積もりにすべての部屋のエアコンが含まれているとは限りません。

本体代だけでなく、

  • 設置工事
  • 配管
  • 室外機の置き場所
  • 必要な台数

まで考える必要があります。

僕は契約前、エアコンを完全に忘れていたわけではありません。

ただ、家の総額を考えるときに、十分な金額を確保できていませんでした。

外構やエアコンは、なくても家そのものは完成します。

しかし、実際に家族が住み始めるためには、ほぼ必要な費用でした。

自分たちで追加して増えた費用もある

増額のすべてが、必須工事や諸費用だったわけではありません。

打ち合わせの中で、僕たちが希望して追加した設備もあります。

特に積み重なりやすかったのが、

  • オプション設備
  • コンセント
  • 造作収納
  • その他の付帯工事

です。

注文住宅の打ち合わせでは、数万円から数十万円の追加を何度も判断します。

普段なら5万円の買い物でもかなり迷います。

しかし、4,000万円、5,000万円という見積もりを見続けていると、

5万円なら付けてもいいか

と感じてしまいます。

一つだけなら大きな問題にならなくても、それが10回、20回と続けば、合計金額は大きくなります。

特にコンセントや収納は、

住んでから足りないと後悔しそう
完成後に工事する方が大変そう

と考え、必要だと思う部分には追加しました。

今振り返ると、契約後に増えた金額を、打ち合わせごとに一覧にしておくべきでした。

一つひとつの追加を見るのではなく、累計でいくら増えているのかを毎回確認していれば、もっと早く金額の大きさに気づけたと思います。

600万円以上増えて、削ったもの・残したもの

希望していたものをすべて採用すると、さらに金額が増えてしまいます。

そこでわが家では、何を削り、何を残すかを話し合いました。

削ったもの

削ったもの理由
全館空調導入費用が大きく、家全体の予算を優先した
タンクレストイレ1か所すべてを同じ仕様にせず、場所によって変えた
外構の一部入居時に必要な部分だけ残し、後から追加できるものを削った

全館空調には魅力を感じていました。

家全体の温度差が少なくなれば、快適に暮らせると思ったからです。

ただ、契約後の増額が大きくなる中で、さらに高額な設備を追加する余裕はありませんでした。

タンクレストイレも、すべての場所で採用するのではなく、1か所を通常の仕様に変更しました。

外構については、見た目まで含めて本当はもう少しこだわりたかったです。

しかし、まずは駐車場など、生活を始めるために必要な部分を優先しました。

残したもの

残したもの理由
食洗機毎日使い、家事負担を減らせると考えた
収納完成後に変更しにくく、子どもの物が増えるため
必要なコンセント後から工事すると手間や費用がかかるため

一方で、予算が増えたからといって、すべてを削ったわけではありません。

食洗機は、子どもが生まれ、これから家事や育児にかかる時間が増えることを考えて残しました。

収納も、完成後に簡単に作り直せません。

これから娘の物が増えることを考えると、予算が厳しくても必要な部分には残すことにしました。

わが家が判断するときに重視したのは、

後から変更できるか
毎日使うか
家事や育児の負担を減らせるか

という3点です。

見た目のためだけに欲しいものや、後から追加できるものは削る。

毎日使い、完成後に変えにくいものは簡単に削らない。

この基準を決めたことで、すべてを我慢するのではなく、優先順位を付けられるようになりました。

一番つらかったのは、600万円増えたことだけではない

契約後に600万円以上増えたことは、もちろん大きな負担です。

ただ、僕が家づくりの途中で一番つらかったのは、金額そのものだけではありませんでした。

契約を終えた時点では総額が決まったと思っていたのに、その後も見積もりを見るたびに金額が増えていくことでした。

また増えた
次は何にお金がかかるんだろう
最終的にいくらになるんだろう

という状態が続きました。

住宅会社からまったく説明がなかった、と言いたいわけではありません。

契約前の僕たちが、見積書の細かい項目や、今後変わる可能性のある費用を十分に理解できていなかった部分もあります。

家づくりを始めたばかりの頃は、間取り、キッチン、お風呂、外観など、目に見えるものばかりに意識が向きます。

地盤改良、登記、水道、融資手数料など、目立たない費用まで理解する余裕がありませんでした。

しかし、契約前に本当に確認すべきだったのは、建物価格だけではありませんでした。

この家に、実際に住み始めるまでの総額はいくらなのか

を確認する必要がありました。

契約前に聞いておきたかった5つの質問

今、契約前の自分に戻れるなら、住宅会社に次の5つを確認します。

  1. 現在の見積もりに含まれていない費用は何か
  2. 契約後に金額が変わる可能性がある項目は何か
  3. 外構・エアコン・照明・カーテンまで含めると総額はいくらか
  4. 地盤改良や水道工事が発生した場合、いくら見込んでおくべきか
  5. 住宅ローンに含められず、現金で払う費用はいくらか

特に大切だと思うのは、

何が含まれていますか?

だけでなく、

何が含まれていませんか?

と聞くことです。

僕は契約金額を見て、書かれているものばかり確認していました。

しかし、契約後の増額を減らすためには、見積書に書かれていないものを確認する必要があります。

住宅会社へ聞くなら、次のように伝えると分かりやすいと思います。

現在の見積もりに含まれていない費用と、今後増える可能性がある費用を教えてください。外構やエアコン、諸費用まで含めて、実際に住み始めるまでの総額を確認したいです。

契約金額ではなく、住み始めるまでの総額を見る

わが家では、注文住宅の契約後に、新たに分かった費用や追加した費用が600万円以上ありました。

最終的な総額は、土地を含めて約6,500万円前後になる見込みです。

増額の中心は、

  • 地盤改良
  • 水道関連工事
  • 登記や住宅ローンの諸費用
  • 火災保険・地震保険
  • 外構
  • エアコン

など、必須工事や住み始めるために必要な費用でした。

そこへ、オプション設備、コンセント、造作収納など、自分たちで選んだ追加が重なりました。

予算が増えたため、全館空調、タンクレストイレ1か所、外構の一部は諦めました。

一方で、毎日使う食洗機や、後から変更しにくい収納・コンセントは残しました。

契約前の僕は、

契約書に書かれた金額で、家はほぼ完成する

と思っていました。

しかし、実際には、

建物を契約するための金額
家族が住み始めるまでに必要な総額

は同じではありませんでした。

これから注文住宅を契約する方は、見積書に書かれている金額だけで安心せず、

  • 含まれていない費用
  • 金額が未確定の費用
  • 現金で支払う費用

の3つを確認してみてください。

わが家のように、契約後に金額が増えてから慌てて削るより、最初から住み始めるまでの総額が分かっていた方が、本当に残したい設備を落ち着いて選べると思います。

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