「ちゃんと働いているのに、なぜか貯金ができない」
「浪費している自覚はあるけど、だらしないわけじゃない」
そんな違和感を抱えている人は、実は少なくありません。
この記事では、何度も貯金に失敗してきた僕自身の経験をもとに
なぜ貯金できない人ほど真面目になりやすいのか
その理由を掘り下げていきます。
精神論や「もっと頑張れ」という話ではありません。
むしろ、
頑張りすぎている人ほどハマりやすい落とし穴について、正直に書きます。
「貯金できない=だらしない」は、ほとんどの場合間違い
貯金ができないと、
真っ先に浮かぶ言葉があります。
それは
「自己管理ができていない」
「意志が弱い」という評価です。
僕自身も、ずっとそう思っていました。
できない原因は自分にある。
だからもっと厳しくしなきゃいけない、と。
でも振り返ると、
貯金ができなかった頃の自分は、
決してルーズな生活をしていたわけではありません。
- 毎日ちゃんと働いていた
- 将来のことも考えていた
- お金の不安を抱えていた
むしろ、真面目で、考えすぎるタイプでした。
そして今思うのは、貯金できなかった最大の理由は「不真面目さ」ではなく、
真面目すぎたことだったということです。
真面目な人ほど「我慢」で貯金しようとする
真面目な人は、何かを改善しようとすると、まず自分を律する方向に向かいます。
- 無駄遣いはやめなきゃ
- 欲しいものは我慢しなきゃ
- 贅沢する資格はない
一見、正しいように見えます。
でもこの考え方には、
大きな落とし穴があります。
それは、生活も感情も削りながら貯金しようとしてしまうことです。
仕事で疲れて、気持ちに余裕がなくて、
それでも「使ったらダメだ」と自分を縛る。
結果、ある日突然、反動が来ます。
「もういいや」
「これくらい使っても変わらない」
この瞬間、
今までの我慢が一気に崩れます。
そして浪費したあとに、
強烈な自己嫌悪が残る。
このループにハマる人は、
だいたい真面目な人です。
👉「僕自身が何度もハマった“浪費ループの正体”はこちらの記事で詳しく書いています」
真面目な人ほど「焦り」を抱え込む
貯金できない人ほど、
実は将来をちゃんと考えています。
・このままで大丈夫なのか
・老後はどうなるんだろう
・周りはもっと貯めているんじゃないか
こうした不安を、常に頭のどこかで抱えている。
問題は、
この焦りが強くなりすぎることです。
焦りが強くなると、
人は長期的な判断ができなくなります。
「今を楽にする行動」を、無意識に選びやすくなる。
だからこそ、真面目な人ほど、
- 衝動買い
- ご褒美消費
- 意味のない出費
に走りやすい。
これは甘えではありません。
張りつめた気持ちの逃げ場がなかった
だけです。
👉「20代会社員が陥りやすい“焦りと空回り”については、こちらで実体験ベースで書いています」
「ちゃんとやらなきゃ」が、貯金を遠ざける
貯金が続かなかった頃の僕は、
いつも「ちゃんと」を求めていました。
- 家計簿は毎日つけなきゃ
- ルールは厳しく守らなきゃ
- 一度決めたら崩しちゃダメ
最初は頑張れます。
でも、一度でも崩れるとこう思う。
「もうダメだ」
「自分はやっぱり続かない」
この0か100か思考が、
何度も貯金をリセットさせました。
真面目な人ほど、失敗を「調整」ではなく「挫折」だと捉えてしまいます。
貯金が続き始めたのは「真面目さを手放した時」だった
状況が変わり始めたのは、
もっと頑張ろうとした時ではありません。
「ちゃんとやろう」とするのを、やめた時でした。
- 完璧な家計管理をやめた
- 一気に貯めようとするのをやめた
- 崩れても責めないようにした
代わりに意識したのは、
戻れる状態を作ること。
少し崩れても、また戻ればいい。
続かなくても、やめなければいい。
この考え方に変えたことで、
初めて貯金が「継続」しました。
貯金できない人に伝えたいこと
もし今、
貯金ができなくて自分を責めているなら、
一つだけ覚えておいてほしいことがあります。
貯金できないのは、
怠けているからじゃない。
真面目に考えすぎているだけかもしれない。
必要なのは、
もっと気合を入れることでも、
もっと自分を縛ることでもありません。
- 小さく始めること
- 崩れても戻ること
- 比べないこと
この3つだけで、お金との関係は確実に変わります。
まとめ|貯金できなかった時間は、無駄じゃない
貯金できない人ほど真面目。
これは、決して皮肉ではありません。
真剣に将来を考えているからこそ、焦る。
ちゃんと生きようとしているからこそ、苦しくなる。
でも、その真面目さを少し緩めたとき、
初めて貯金は「続くもの」に変わります。
焦らなくていい。
完璧じゃなくていい。
やめなければ、ゼロにはならない。
今日もまた、一歩だけ戻ってきましょう。

