「このまま一生、貯金できない人生なんじゃないか」
夜、一人で通帳を見ながら、そんなことを本気で考えていた時期がありました。
給料は毎月入ってくる。
仕事もしている。
最低限の生活はできている。
それなのに、なぜかお金が残らない。
「来月こそは貯金しよう」
そう思って何度もやり直してきました。
でも結果はいつも同じ。
数ヶ月後、いや早ければ数週間後には、またゼロに戻っている。
そのたびに心に浮かぶのは、
将来への不安と強烈な自己嫌悪でした。
貯金できない自分=ダメな人間だと思っていた
貯金できないことは、単なるお金の問題ではありませんでした。
それはいつしか、
「人として欠陥がある証拠」
のように感じるようになっていたのです。
周りを見ると、当たり前のように貯金している人がたくさんいました。
結婚資金、住宅資金、老後資金。
将来の話を普通にしている友人たち。
その輪の中で、
何も言えずに笑っている自分。
「自分はまだそこまで考えられなくて」
そう誤魔化しながら、内心では焦りと劣等感でいっぱいでした。
何度も「今度こそ」と誓っては失敗した
もちろん、何もしてこなかったわけではありません。
家計簿アプリを入れたこともあります。
固定費の見直しを調べたこともあります。
節約系のYouTubeやブログも山ほど見ました。
最初はやる気があります。
支出を記録する。
無駄な出費を減らす。
「今月はちゃんと管理できてる」と少し誇らしくなる。
でも、その状態は長く続きませんでした。
仕事が忙しくなる。
疲れている日が増える。
一度サボる。
気づけば、もうアプリは開かなくなり、
「まあ、来月からまたやればいいか」と元に戻る。
そしてまた、貯金はできていない。
この失敗を、何度も何度も繰り返しました。
実際、何度も失敗を繰り返していた当時の自分の状態を、別の記事でより具体的に書いています。
👉貯金できない20代の特徴5つ|今日から抜け出す改善策と散財を防ぐ習慣を徹底解説
貯金ノウハウが効かなかった本当の理由
後になって気づいたのですが、当時の私は大きな勘違いをしていました。
それは、
「正しい方法を知れば、自然とできるようになる」
と思い込んでいたことです。
でも実際は違いました。
多くの貯金ノウハウは、
すでにある程度できる人向け
に作られています。
・コツコツ続けられる人。
・自分を管理できる人。
・感情に流されにくい人。
その前提に立った方法を、
三日坊主の自分が真似しようとしても、うまくいくはずがありませんでした。
実はこの「ズレ」は、貯金できない人に共通する思考パターンでした。
詳しくはここで整理しています。
👉貯金が続かない人の共通点|実は努力不足じゃない理由
「貯金できない人生は終わり」と本気で思った瞬間
特に辛かったのは、未来を考えたときです。
このまま年齢を重ねていったらどうなるんだろう。
何かあったとき、乗り越えられる余裕はあるのか。
考えれば考えるほど、不安は大きくなりました。
そして行き着いた結論が、
「もう詰んでるのかもしれない」
という思考でした。
貯金できない人生=終わった人生。
そんな極端な考えに、心を支配されていたのです。
あるとき気づいた「決定的な視点のズレ」
転機は、意外なところから来ました。
「なぜ自分は、ここまで自分を責めているんだろう?」
そう考えたとき、ふと気づいたのです。
自分はずっと「意志の強さ」で勝負しようとしていた
続けられない → 意志が弱い
貯金できない → 自己管理ができない
すべてを「自分の欠陥」に結びつけていました。
でも、よく考えてみるとおかしな話です。
意志なんて、体調や気分、環境に左右されるもの。
それに頼り切る設計そのものが、無理ゲーでした。
貯金できる人は「我慢が得意」なわけじゃない
ここで、価値観が大きく変わりました。
貯金できる人=ストイックな人
だと思っていましたが、実は違います。
多くの人は、
「我慢しなくて済む仕組み」
を先に作っているだけでした。
考えなくても自動で引かれる。
迷う前にお金が分けられている。
つまり、性格ではなく構造の問題だったのです。
じゃあ具体的に、何から手をつければいいのか。
当時の自分が最初にやったことを、順番にまとめています。
👉貯金できない人が最初にやるべきは『貯蓄口座』|自動で貯まる仕組みを徹底解説
貯金できない人生は「終わり」じゃなかった
この事実を知ったとき、肩の力が抜けました。
自分はダメな人間なんじゃない。
ただ、間違った土俵で戦っていただけ。
貯金できない人生は終わりではありません。
やり方を変えれば、何度でもやり直せる。
もし今、あなたが同じように悩んでいるなら、これだけは伝えたいです。
あなたの人生が詰んでいるわけじゃない。
ただ、これまでの方法が合っていなかっただけ。
この文章が、
「もう一度やり直してみよう」
そう思えるきっかけになれば嬉しいです。

