「お金の使い方が下手なんだと思う。」
そう自覚したのは、給料日前のある夜でした。
冷蔵庫には中途半端な食材。
財布の中は千円札が一枚と小銭だけ。
スマホで口座残高を確認すると、思っていたより少ない数字。
大きな買い物をした覚えはありません。
旅行にも行っていないし、ブランド品も買っていない。
それでも、なぜか毎月お金が残らない。
コンビニのレジ前で、スイーツを手に取りながら一瞬迷う。
「まあ、今日くらいいいか。」
その“今日くらい”が積み重なって、
気づけば月末にまた焦る。
僕は長い間、
「収入が少ないから仕方ない」
と思っていました。
でも本当は違いました。
お金の使い方が下手だった原因は、
収入ではなく、習慣と思い込みでした。
今日は、そんな僕が最初にやめた3つのことを、
リアルな失敗談と改善策まで含めて書きます。
僕が「貯金しなきゃ」と焦るのをやめて、
先に“お金の使い方”を整えようと思えた理由は、
👉 『貯金より“お金の使い方”を整えるべき理由』 にまとめています。
① 給料日で気が大きくなることをやめた
給料日当日。
通勤電車の中でアプリを開き、残高を見る。
数字が増えているだけで、なぜか安心する。
「今月はいける気がする」と根拠もなく思う。
その日の夜は外食。
ついでにコンビニにも寄る。
サブスクも「まあいいか」と放置。
月末になると毎回同じ言葉が出ます。
「なんでこんなに減ってるの?」
給料日=リセット日
だと思っていたのが間違いでした。
実際、給料日は残高が増えただけで、使える額が増えたわけではないのです。
僕がやめたのは、
給料日に「ご褒美消費」をすること。
代わりにやったのはシンプルです。
- 給料日に先取りで貯金を移す
- 1か月の「使っていい上限」を決める
- 給料日はいつも通りの生活をする
たったこれだけですが、
月末の焦りが明らかに減りました。
給料日でテンションが上がる自分を、まず疑うようにしたのが最初の一歩でした。
② 小さな出費を“ノーカウント”にするのをやめた
「数百円くらい誤差でしょ。」
これが口癖でした。
コーヒー、コンビニ、タクシー、ネット通販の送料。
一回一回は小さい。
でもある日、クレジットカードの明細を見て固まりました。
見覚えのない決済が並んでいる。
正確には、
「思い出せない出費」が並んでいました。
金額よりショックだったのは、
自分が何にお金を使ったか覚えていないこと。
お金の使い方が下手な人は、
浪費家というより「無意識家」なのかもしれません。
がやめたのは、
“小さいからいいや”という思考停止です。
改善策としてやったことは具体的です。
- 1日の支出回数だけメモする(金額はざっくりでOK)
- コンビニに入る回数を減らす
- 「今じゃなくてもいい買い物」は24時間置く
特に効果があったのは、
「買うか迷った回数」を数えることでした。
買わなくてもいいものに、
どれだけ心が揺れているかが分かる。
それだけで、無駄遣いは減りました。
実は、僕と同じように
「少額を気にしない」ことで貯金できなくなる人は本当に多いです。
同じ失敗パターンをまとめた記事がこちらです。
👉貯金できない人の「お金の使い方の癖」5選|今日から抜け出す具体的な改善策
③ お金のことを考えない逃げをやめた
これが一番きつかったです。
残高を見る前、なぜか深呼吸している自分がいました。
「減ってたら嫌だな。」
そう思いながらアプリを閉じる。
見なければ、不安にならずに済む。
でも実際は逆でした。
見ないことで、ずっと漠然とした不安が続く。
飲み会の誘いが来るたびに一瞬迷う。
買い物のたびに罪悪感が残る。
お金を直視しない生活は、自由どころか、常に落ち着きませんでした。
僕がやめたのは、
「お金のことは考えないほうが楽」という考え。
代わりに決めたのは:
- 週1回だけ家計を確認する
- 残高を把握した上で使う
- 不安の正体を数字で見る
すると不思議なことに、不安は減りました。
お金の管理は自分を縛るものではなく、
自分を安心させる作業だったと気づいた瞬間でした。
お金の使い方が下手だった自分に足りなかったもの
振り返ると、僕は贅沢がしたかったわけではありません。
安心したかっただけでした。
給料日で安心し、買い物で安心し、見ないことで安心しようとしていた。
でもそれは全部、一時的なもの。
本当の安心は:
- 自分の使える額を知っていること
- お金の流れを把握していること
- 選んで使っている実感があること
ここにありました。
もし、
「じゃあ具体的に何から整えればいいの?」と思ったなら
僕が一番最初に作った“仕組み”を、
👉『貯金できない人が最初にやるべきは貯蓄口座』 で詳しく書いています。
まとめ|最初にやめるべきは「思い込み」
お金の使い方が下手な人が、最初にやめるべき3つのこと:
- 給料日で気が大きくなること
- 小さな出費をノーカウントにすること
- お金から目を逸らすこと
どれも派手ではありません。
でも、ここをやめただけで僕はようやく「お金が残る感覚」を持てるようになりました。
もし今、あなたが
- 貯金できない
- 毎月ギリギリ
- 自分はお金の管理が苦手だと思っている
そう感じているなら、節約テクニックより先に、この3つを疑ってみてください。
お金の使い方が下手だった僕でも変われました。
大きな収入アップはしていません。
特別な投資もしていません。
やめることを決めただけです。
それが、お金との関係を変える最初の一歩でした。

